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クレジットカードの不正利用に気づいたとき

最終更新

まずカード裏面の電話番号に、すぐ電話してください。利用停止を依頼できます。

消費者庁も、日ごろから利用明細を確認し、身に覚えのない請求があった場合はすぐにカード会社へ連絡するよう呼びかけています。日本クレジット協会も同じく、覚えのない請求は速やかに契約先のカード会社へ連絡するよう案内しています。

連絡が早いほど、被害の拡大を止められます。逆に「あとで確認しよう」と先送りすると、同じカードで請求が続き、補償の対象からも外れる場合があります。

以下では、①今すぐの電話 ②明細の見直し ③補償の確認 ④警察・188への相談 ⑤再発防止、の順に説明します。深夜や休日でも、多くのカード会社は24時間の受付窓口を持っています。

先に結論

  • カード裏面に書かれた紛失・盗難受付の番号へ、時間帯を問わずすぐ電話する。多くは24時間受付です。
  • 電話では「身に覚えのない利用があるので、カードを止めて再発行してほしい」と伝えるだけで通じます。
  • その後、直近3〜6か月ぶんの明細をすべて見直す。少額の見慣れない請求が先に来ていることがあります。
  • 補償の期間や条件はカード会社ごとに異なります。必ず契約しているカード会社に直接確認してください。

手順1 いますぐカード会社へ電話する

順番を間違えないでください。警察でも消費生活センターでもなく、最初はカード会社です。

カードを止めない限り、請求は増え続けます。

  1. カードの裏面に書かれている電話番号を確認する

    「紛失・盗難のご連絡先」と書かれた番号があれば、そこにかけます。多くのカード会社が24時間・年中無休で受け付けています。

    カードが手元にない場合は、カード会社の公式サイトから番号を調べてください。検索結果の広告からではなく、会社名の公式サイトを開いてください。

  2. 「身に覚えのない利用がある」と伝える

    難しい言い方は不要です。「明細に自分が使っていない請求があります。カードを止めてください」で通じます。

    自動音声の場合は、案内に従って「紛失・盗難」または「不正利用」の番号を選びます。

  3. その場でカードの利用停止と再発行を依頼する

    利用停止をすると、そのカード番号は使えなくなります。新しい番号のカードが後日届きます。

    そのカードで支払っている月額サービス(携帯料金、電気代、動画配信など)は、新しいカードが届いたあとに登録し直す必要があります。

  4. 受付番号と、電話した日時を控える

    あとで手続きの進み具合を確認するときに使います。

    担当者の名前も聞いておくと、次に連絡するときに話が早くなります。

注意:「カード会社です」と名乗って向こうからかかってきた電話に、カード番号やセキュリティコード、暗証番号を伝えないでください。本物のカード会社が、電話で暗証番号を尋ねることはありません。必ず自分から、カード裏面の番号にかけ直してください。

手順2 明細を、さかのぼって全部見直す

見つけた1件だけとは限りません。犯人は少額で試してから、大きな金額を使うことがあります。

カード会社のアプリかWebサイトで、直近3〜6か月ぶんを確認してください。

  • 100円や1円といった、極端に少ない金額の請求がないか。カードが使えるかを試すために行われることがあります。
  • 海外の店名や、聞いたことのないカタカナ・英字の店名がないか。
  • 同じ店名で、短い間隔に何度も請求が並んでいないか。
  • 自分が解約したはずの月額サービスが、まだ請求されていないか。
  • 家族カードを発行している場合、その利用分と混ざっていないか。先に家族へ確認すると早く切り分けられます。

注意:身に覚えがあるかどうか判断がつかない請求は、消さずに一覧にして残してください。カード会社に調査を依頼するとき、日付・金額・店名の3点があれば話が進みます。分からないものを「たぶん自分の利用だろう」と流さないでください。

手順3 補償が受けられるかを確認する

多くのカード会社は、不正利用の被害に対する補償制度を設けています。ただし内容は会社ごと、カードの種類ごとに違います。

このページで「補償されます」と断定することはできません。次の点を、契約しているカード会社に直接確認してください。

  • 届け出た日からさかのぼって、何日前までの被害が対象になるか。会社によって期間が定められています。
  • 警察への届け出が必要かどうか。必要な場合、受理番号を求められることがあります。
  • 暗証番号を使われた取引が対象になるか。暗証番号の管理状況によっては対象外とされる場合があります。
  • 家族や同居人による利用が対象外になっていないか。
  • 調査にかかる期間と、その間の支払いをどうすればよいか。引き落とし日が近い場合は必ず確認してください。

注意:補償の可否は、カード会社の調査によって決まります。当サイトが結果をお約束することはできません。「補償されるはずだから支払わなくてよい」と自己判断せず、引き落としの扱いをカード会社に確認してください。

手順4 警察・消費生活センターへの相談

カード会社の手続きと並行して、公的な窓口にも相談できます。どちらも無料です。

  1. 警察相談専用電話 #9110 に電話する

    犯罪や事故が発生していない段階の相談を受け付ける窓口で、都道府県警察の総合相談窓口につながります。

    被害届を出すべきかどうか、どの警察署に行けばよいかを案内してもらえます。通常の電話料金がかかります。

  2. 消費者ホットライン 188 に電話する

    最寄りの消費生活センターにつながります。相談は無料で、窓口につながった時点から通話料が発生します。

    つながらないときは、国民生活センターのバックアップ相談 03-3446-0999(平日10時〜16時)が利用できます。

  3. 証拠になるものを保管する

    利用明細の画面、届いたメールやSMS、カード会社とのやりとりの記録を残してください。

    紙で届く明細は捨てないでください。フィッシングのメールも、削除せずそのまま残しておくと調査の助けになります。

手順5 同じことが起きないようにする

原因が分からないままでも、次の5つは今日から実行できます。

  • カード会社のアプリで、利用のたびに通知が届く設定にする。翌日ではなく、その場で気づけます。
  • ネット決済専用の番号(バーチャルカード)を発行できるカード会社なら、通販ではそちらを使う。
  • 通販サイトにカード番号を保存したままにしない。使うたびに入力する手間で、被害を減らせます。
  • 3Dセキュア(本人認証サービス)に登録する。登録していないと使えない店が増えています。
  • メールやSMSのリンクからカード情報を入力しない。警察庁も、公式サイトをブックマークするか公式アプリを使うよう案内しています。

注意:公共のWi-Fiでカード情報を入力するのは避けてください。どうしても必要なときは、携帯回線に切り替えてから入力してください。

よくある質問

深夜に気づきました。朝まで待つべきですか?
待たないでください。多くのカード会社は、紛失・盗難の受付を24時間・年中無休で行っています。カード裏面の番号にそのまま電話してください。自動音声だけで利用停止まで進める会社もあります。
引き落とし日が明日です。お金を用意しなければいけませんか?
扱いはカード会社によって異なります。調査中の請求を一時的に保留する会社もあれば、いったん引き落としてから返金する会社もあります。電話をしたときに「引き落としはどうなりますか」と必ず確認してください。
カードを止めると、携帯料金や電気代の支払いはどうなりますか?
そのカード番号での引き落としはできなくなるため、新しいカードが届いたら各サービスで登録し直す必要があります。止めることをためらう必要はありません。放置して不正利用が続くほうが、はるかに大きな損害になります。
少額なので、様子を見てもよいですか?
おすすめしません。少額の請求は、カードが使えるかどうかを試すために行われることがあり、そのあとに高額な利用が続くことがあります。また、届け出が遅れると補償の対象期間から外れる場合があります。
何が原因で漏れたのか知りたいです。
個人が特定するのは難しいのが実情です。通販サイトからの流出、フィッシングサイトへの入力、店頭でのスキミングなど、経路はさまざまです。原因の特定より、カードの停止と再発行、そして再発防止の設定を優先してください。

今の状況に合わせて、次にすべきことを確認しましょう。

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