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迷惑メール対策|迷惑SMSを減らす設定と対処

所要時間 約20分最終更新

「荷物をお届けにあがりましたが不在でした」「ご利用料金のお支払いが確認できません」——こうしたメッセージのほとんどは、本物そっくりに作られた偽物です。

まずやるべきことは1つだけ。リンクを押さないことです。そのうえで、届かなくする設定をしてください。

先に結論

  • リンクを押さない、返信しない、電話番号にかけない。この3つを守れば被害はほぼ防げる。
  • 「配達の不在通知」「利用料金の未払い」「アカウント停止」は、偽物の定番の3パターン。
  • 本物か確かめたいときは、届いたメッセージからではなく、公式アプリか、自分で検索した公式サイトから確認する。
  • カード情報を入れてしまったときは、警察より先にカード会社・金融機関へ連絡して止めてもらう。

手順1 届いたときにすること

  1. リンクを押さない

    リンク先は、本物そっくりの偽サイトです。IDやパスワード、カード番号を入れると、そのまま相手に渡ります。

    「押しただけ」なら、多くの場合は被害になりません。落ち着いてください。

  2. 返信しない・電話しない

    返信すると「このアドレスは使われている」と相手に伝わり、迷惑メールが増えます。

    本文に書かれた電話番号にかけると、有料の案内や、遠隔操作を求める相手につながる例があります。

  3. 本物かどうかは、公式アプリか自分で開いた公式サイトで確かめる

    宅配の不在通知は、各社の公式アプリか、伝票番号を公式サイトの追跡ページに入れて確認します。

    料金の未払いは、キャリアや電力会社の公式アプリ、または契約書に書かれた電話番号から確認します。

    メッセージ内のリンクや電話番号は、絶対に使わないでください。

  4. 迷惑メッセージとして報告し、削除する

    iPhoneで開く前なら: メッセージを左にスワイプ → […] → [削除して迷惑メッセージを報告] を押します。

    iPhoneで開いてしまったあとは: 不明な差出人のメッセージの下に出る [迷惑メッセージを報告] を押します。ただし、返信したあとは報告できません。

    Androidのメッセージ: 会話を長押し → ブロックのアイコン → [スパムとして報告] → [OK]。会話を開いている場合は、その他のアイコン → [詳細] → [ブロックしてスパムとして報告]。

    Gmail: メールを開き、右上の […] → [迷惑メールを報告](iPhoneでは [迷惑メールとして報告])。「削除」ではなく「報告」を選ぶと、次から自動で振り分けられます。

注意:身に覚えのない請求が来ている、カード情報を入れてしまった、アカウントに入れなくなった——このいずれかに当てはまるときは、対処の順番を間違えると被害が広がります。この記事の最後にある「被害が疑われるときの連絡先」を、先に読んでください。

手順2 届かないようにする(端末の設定)

  1. iPhone: 知らない差出人を分ける

    iOS 26: メッセージアプリ → 右上の […] → [フィルタリングを管理] → [不明な差出人をスクリーニング] をオンにします。

    iOS 18: [設定] → [アプリ] → [メッセージ] → [メッセージフィルタリング] → [不明な差出人をフィルタ]。

    iOS 17以前: [設定] → [メッセージ] → [メッセージフィルタリング]。

    連絡先に入っていない相手からのSMSが別に分けられ、通知も鳴らなくなります。

  2. iPhone: 特定の相手をブロックする

    メッセージのスレッド上部の連絡先アイコン → [情報] → 下へスクロール → [連絡先を着信拒否] を押します。

  3. Android: スパム対策をオンにする

    Google メッセージを開き、右上のプロフィール写真またはイニシャルを押します。[メッセージの設定] → [保護機能と安全性] → [スパム対策] と進み、[スパム対策機能を有効にする] をオンにします。

    迷惑メッセージが自動で判別され、警告が表示されます。

  4. Gmail: 差出人ごとにブロックする

    メールを開き、右上の […] → [(送信者名)さんをブロック] を押します。以降は自動で迷惑メールに入ります。

手順3 キャリアの迷惑メールフィルターを使う

端末の設定より効果が大きいのは、契約している通信会社の側で止めることです。

各社の基本的な迷惑メールフィルターは、追加の申し込みなしで使えます(ドコモは無料と明記しています)。

  • NTTドコモ: My docomo → [メール・各種設定] → [各種設定・確認] → [spモードの設定・確認(迷惑メール対策など)] と進みます。[かんたん設定] で「受信拒否 強」を選んでください。SMSは [SMS拒否設定] から設定します。
  • au(KDDI): auメールアプリ → [迷惑メール設定/アドレス変更] → [迷惑メールフィルターの設定/確認へ] と進み、暗証番号を入力します。次に [オススメ一括設定はこちら] を押すと、なりすまし規制と迷惑メールおまかせ規制がまとめて設定されます。
  • ソフトバンク: My SoftBank(Web)→ [メール設定] → [迷惑メール対策] の [変更] と進みます。迷惑メールフィルターの強度を選び、[次へ] → [変更する] を押します。My SoftBankアプリからは [照会・設定] → [迷惑メール対策] から進みます。
  • 楽天モバイル: 楽メールアプリの左上の [メニュー] → 右上の [設定](歯車)→ [おすすめフィルター設定]。「オフ/強/標準」から選べ、初期値は「強」です。迷惑SMSは別のサービスとして提供されています。
  • 設定を強くすると、必要なメールまで届かなくなることがあります。ネット通販や予約の確認メールが来なくなったら、受信を許可する一覧(受信リスト)に、その送信元を追加してください。

注意:ドコモの「迷惑メールおまかせブロック」は、上の「かんたん設定」とは別の有料サービスです。申し込みが必要で、月額使用料は220円〜1,815円(税込・プランにより異なる)かかります。無料の対策だけで足りるか、先に試してから検討してください。

被害が疑われるときの連絡先

連絡する順番を間違えると、被害が広がります。自分の状況に当てはまるものを、上から順に確認してください。

  1. お金が動いているなら、まずカード会社・金融機関に止めてもらう

    カード番号や口座の情報を入力してしまった、身に覚えのない請求が出ている——このときは、警察より先にカード会社や銀行へ連絡します。

    止めるのが早いほど、被害を抑えられます。夜間や休日でも受け付ける窓口があります。

    電話番号は、カードの裏面、通帳、または自分で開いた公式サイトで確認してください。メールやSMSに書かれた番号は使わないでください。

  2. 今まさに被害が起きているときは 110番

    犯人と電話がつながっている、これから会う約束をしている、自宅に来ると言われている——このような緊急のときは110番です。

    110番は、すぐに警察官に駆けつけてほしいときの番号です。

  3. 緊急ではない相談は 警察相談専用電話 #9110

    まだ被害は出ていないが不安、というときの相談窓口です。警視庁は「犯罪や事故は発生していないけど、警察に相談したいことがあるとき」の番号として案内しています。

    電話番号は24時間つながりますが、相談員が応じる時間帯は都道府県警察によって異なり、平日の日中が中心です。警察庁は「土日祝日及び夜間は、『当直』又は『音声案内』等により対応しています」と案内しています。

    ダイヤル回線や一部のIP電話からはかけられません。通話料は自己負担です。

  4. 契約や請求のトラブルは 消費者ホットライン 188

    お近くの市区町村や都道府県の消費生活センターなど、消費生活相談窓口を案内してもらえます。

    相談は無料ですが、窓口につながった時点から通話料がかかります。

  5. 迷惑メールそのものの情報提供

    一般財団法人日本データ通信協会の迷惑メール相談センターへ、情報提供として転送できます。

    転送先は同センターの公式サイトで最新の案内を確認してください。

注意:「#9110に相談すれば止めてもらえる」と考えないでください。#9110は緊急ではない相談の窓口です。番号自体は24時間つながりますが、相談員が応じるのは平日の日中が中心で、土日祝日や夜間は当直または音声案内での対応になります。お金が動いているときは、カード会社・金融機関への連絡が最優先です。

よくある質問

リンクを押してしまいました。どうすればいいですか?
ページを開いただけで、何も入力していなければ、多くの場合は被害になりません。アプリを入れた覚えがあれば削除し、IDやパスワードを入力していたら、そのサービスのパスワードをすぐ変更してください。カード番号を入力していたら、カード会社へ連絡して止めてもらいます。
自分のアドレスや電話番号が、なぜ知られているのですか?
多くは、無作為に作った番号やアドレスへ大量に送っているだけで、あなたが狙われたわけではありません。過去に利用したサービスからの情報流出が原因のこともあります。
「配達に伺いましたが不在でした」は本物のこともありますか?
本物もあります。ただし、本物かどうかはメッセージ内のリンクでは判断できません。宅配会社の公式アプリか、自分で検索して開いた追跡ページで、伝票番号から確認してください。
迷惑メールが急に増えました。
アドレスがどこかの名簿に載った可能性があります。キャリアの迷惑メールフィルターを強い設定にし、それでも続くならメールアドレスの変更を検討してください。変更は各社の会員ページから行えます。

今の状況に合わせて、次にすべきことを確認しましょう。

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