バッテリーの減りが早いときの原因と対処
所要時間 約15分最終更新
「昨日まで夕方までもったのに、昼に切れる」——この場合、原因は劣化ではなく、特定のアプリや設定であることがよくあります。
まず何が電池を使っているかを見てから、対処してください。
先に結論
- まず [設定] → [バッテリー] を開き、どのアプリが電池を使っているかを見る。
- iPhoneは「最大容量」を確認する。80%は、Appleが設計上の目安としている値。
- 効果が大きいのは、画面の明るさ・位置情報・バックグラウンド更新の3つ。
- 急におかしくなったときは、まず再起動と、OS・アプリの更新を試す。
手順1 何が電池を使っているかを見る
iPhone: [設定] → [バッテリー] を開く
下のほうに、アプリごとの使用割合が出ます。[過去24時間] と [過去10日間] を切り替えて見てください。
自分が使っていないのに割合が大きいアプリがあれば、そのアプリが原因です。
iPhone: 最大容量を見る
iPhone 14以前は [バッテリーの状態と充電]、iPhone 15以降は [バッテリーの状態] を開きます。
新品が100%で、使うほど下がります。
Appleは、iPhone 14以前のバッテリーについて次のように説明しています。「理想的な条件下で使用された場合、フル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の蓄電容量の80%を維持するよう設計されています」。iPhone 15以降は1,000回です。80%は、この設計上の目安の値です。
80%を下回ったら、交換を検討する時期と考えてよいでしょう。通常の使用による劣化は製品保証の対象外ですが、保証対象外でも有償で交換できます。AppleCare+に加入している場合は、バッテリー容量が80%を下回ると、追加料金なしで交換できます。
Android: [設定] → [電池] を開く
[バッテリー使用量] や [使用状況] を押すと、アプリごとの内訳が出ます。
機種によっては [バッテリー] という名前です。Galaxyでは [設定] → [バッテリーとデバイスケア] → [バッテリー] です。
手順2 効果の大きい設定から直す
画面の明るさを下げ、自動調節をオンにする
画面はスマホの中でいちばん電気を使います。
iPhone: [設定] → [アクセシビリティ] → [画面表示とテキストサイズ] → [明るさの自動調節] をオン。
Android: [設定] → [ディスプレイとタップ] → [明るさの自動調節] をオン。
画面が消えるまでの時間を短くする
iPhone: [設定] → [画面表示と明るさ] → [自動ロック] を [30秒] または [1分] にする。
Android: [設定] → [ディスプレイとタップ] → [画面自動消灯] で短い時間を選ぶ。
位置情報を「使用中のみ」に変える
地図・天気・買い物アプリが常に位置を測っていると、何もしていなくても電池が減ります。
iPhone: [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [位置情報サービス] → アプリごとに [このアプリの使用中]。
Android: [設定] → [位置情報] → [アプリへの位置情報の利用許可] から変更します。
アプリのバックグラウンド更新を止める
iPhone: [設定] → [一般] → [アプリのバックグラウンド更新] を開きます。iOSの版によっては [Appのバックグラウンド更新] と表示されます。[オフ]、または [Wi-Fi] のみを選びます。
使っていないのに裏側で通信し続けるアプリを止められます。LINEやメールの通知は、この設定を切っても届きます。
メールの受信を「フェッチ」または「手動」にする
iPhone: [設定] → [アプリ] → [メール] → [メールアカウント] → [データの取得方法] を開きます。
[プッシュ] をオフにすると、下の [フェッチ] の時間を選べるようになります。[15分ごと] か [手動] を選んでください。
仕事のメールをすぐ受け取る必要がない人には、効果が大きい設定です。
低電力モード/バッテリー セーバーを使う
iPhone: [設定] → [バッテリー] → [低電力モード] をオン。
Android: [設定] → [電池] → [バッテリー セーバー] をオン。Galaxyでは [設定] → [バッテリーとデバイスケア] → [バッテリー] → [省電力モード] です。
外出が長い日は、先にオンにしておくと安心です。
急にひどくなったときに疑うこと
- OSの更新直後は、裏側で整理作業が走るため、しばらく減りが早くなることがあります。まず数日様子を見てください。
- 本体を再起動する。止まらなくなったアプリが電池を使い続けている場合、これで直ります。
- アプリを最新に更新する。特定のアプリの不具合が原因のことがあります。
- 電波の悪い場所に長くいると、電波を探すために電池を多く使います。圏外が続く場所では機内モードにしてください。
- Appleは、iPhoneを周辺温度0〜35℃の場所で使うよう案内しています。この範囲から外れた寒い場所・暑い場所では、電池のもちが変わることがあります。
注意:見覚えのないアプリが入っている、勝手に広告が出る、通信量も急に増えた——この3つが重なるときだけ、不正なアプリを疑ってください。それ以外は、まず設定と劣化を確認するほうが確実です。
よくある質問
- 最大容量が何%になったら交換すべきですか?
- 80%が一つの目安です。それ以上でも、外出中に困るほど減りが早いなら交換する価値があります。交換は、Apple Store(Genius Bar)またはApple正規サービスプロバイダに申し込みます(有料です)。配送修理も選べます。キャリアショップは修理の取次のみで、その場での交換はできません。
- 100%まで充電してはいけないと聞きました。
- 毎回100%にして、そのまま充電し続ける状態が電池に負担をかけます。iPhoneには [バッテリー充電の最適化]、Androidにも同様の機能があり、既定で有効になっています。過度に気にする必要はありません。
- 充電しながら使うのはだめですか?
- 短時間なら問題ありません。ただし、動画やゲームをしながらの充電は本体が熱くなり、電池の劣化を早めます。避けたほうが長持ちします。
- アプリを毎回終了させると節約できますか?
- むしろ逆効果になることがあります。アプリを閉じても、次に開くときに読み込み直すため電気を使います。動作がおかしいアプリだけ閉じれば十分です。
この手順で直らないときや、あやしい画面・請求が出たときは、
お困りごとから今すぐやることを確認できます。