スマホが熱いときの対処
所要時間 約15分最終更新
スマホが熱いのは、多くの場合は故障ではなく、熱を逃がしきれていない状態です。ただし高温のまま使い続けると、バッテリーの劣化が早まります。
まず熱を下げ、そのあとで原因を1つずつ取り除いてください。
先に結論
- すぐやること:充電をやめる、ケースを外す、日なたから離す、アプリを閉じる。
- 冷蔵庫・保冷剤・水は絶対に使わない。急に冷やすと内部で水滴ができ、故障の原因になる。
- 高温の警告画面が出たら、操作をやめて涼しい場所に置く。電源を切ればさらに早く下がる。
- 繰り返し熱くなるなら、充電しながらの操作・古いバッテリー・分厚いケースの3つを疑う。
手順1 今すぐ熱を下げる
充電ケーブルを抜く
充電中は本体が発熱します。熱いと感じたら、まず充電をやめてください。ワイヤレス充電器の上に置いている場合も外します。
ケースとカバーを外す
手帳型や分厚いケースは、熱の逃げ道をふさぎます。外すだけで体感が変わります。
直射日光・車のダッシュボードから離す
夏の車内は、日陰でも数十分で高温になります。車を離れるときにスマホを置いていかないでください。
動画・ゲーム・カメラ・地図アプリを閉じる
この4つは特に発熱します。画面を下から上へなぞって(ホームボタンのある機種はボタンを2回押して)アプリの一覧を出し、上へ払って閉じます。
涼しい場所に平らに置いて、10〜15分待つ
机の上など、風が通る場所に置きます。布団やソファの上、ポケットの中は熱がこもります。
急いでいるときは電源を切ってください。何もしないより早く下がります。
注意:冷蔵庫・冷凍庫に入れる、保冷剤や氷を当てる、水で冷やす、扇風機に直接あてて急冷する——これらはすべて危険です。急な温度差で内部に水滴ができ、基板がさびて故障します。修理の保証も受けられなくなることがあります。
高温の警告画面が出たとき
iPhoneでは「高温注意」「iPhoneの本体温度が下がるまでお待ちください。」という画面が出ます。地図アプリで案内中は「温度:iPhoneを冷やす必要があります」という別の警告が出ることもあります。
Androidでも同様の警告が出ることがあります。いずれも故障ではなく、本体を守るための安全装置です。
- 画面が使えなくなっても、電源が入らなくなったわけではありません。慌てないでください。
- 画面の下に [緊急] ボタンが表示され、緊急電話を発信できる場合があります(Appleは「発信できる場合があります」と案内しており、必ずできるとは限りません)。
- 涼しい場所に置き、本体が冷めてから電源ボタンを押してください。電源を切っておくとより早く下がります。
- 冷めても起動しない、繰り返し高温になる場合は、メーカーの修理窓口へ相談してください。iPhoneの窓口は、Apple Store(Genius Bar)またはApple正規サービスプロバイダです。
注意:Appleは「デバイスに温度の警告が表示されない限りは、デバイスを使い続けて大丈夫です」と案内しています。少し温かい程度で、警告が出ていないのであれば、修理に出す必要はありません。まずは電源を切って涼しい場所に置くことから始めてください。
手順2 繰り返し熱くなる原因をつぶす
充電しながらの操作をやめる
充電の熱と、操作の熱が同時に出ます。動画やゲームは、充電が終わってからにしてください。
裏側で動く通信を減らす
iPhone: [設定] → [一般] → [アプリのバックグラウンド更新] を開きます。iOSの版によっては [Appのバックグラウンド更新] と表示されます。[オフ]、または [Wi-Fi] のみを選びます。
Android: [設定] → [ネットワークとインターネット] → [データセーバー] をオンにすると、裏側の通信がまとめて抑えられます。
位置情報を「使用中のみ」にする
iPhone: [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [位置情報サービス] で、アプリごとに [このアプリの使用中] を選ぶ。
Android: [設定] → [位置情報] → [アプリへの位置情報の利用許可] から、アプリごとに変更します。
常に位置を測り続けるアプリは、発熱とバッテリー消費の両方の原因になります。
バッテリーの状態を確認する
iPhone 14以前: [設定] → [バッテリー] → [バッテリーの状態と充電] の「最大容量」を見ます。
iPhone 15以降: [設定] → [バッテリー] → [バッテリーの状態] です。
Android: 機種によって表示場所が異なります。[設定] → [電池] やメーカーの診断アプリで確認してください。
OSとアプリを最新にする
発熱の原因になっていた不具合が、更新で直っていることがあります。Wi-Fiに繋いで、充電しながらではない状態で更新してください。
よくある質問
- どのくらい熱いと危険ですか?
- Appleは、iPhoneを周辺温度0〜35℃の場所で使うよう案内しています。手で持ち続けるのがつらい、頬に当てると熱いと感じる程度なら、いったん使うのをやめてください。
- 充電中に熱くなるのは普通ですか?
- ほんのり温かくなるのは正常です。ただし、持てないほど熱い、充電が途中で止まる、という場合は、ケーブル・充電器・バッテリーのいずれかを疑ってください。純正品または認証を受けた製品を使うことをおすすめします。
- 熱くなったスマホは壊れますか?
- 一度熱くなっただけで壊れることはまれです。ただし、高温はバッテリーの劣化を早めます。繰り返し熱くなる状態を放置すると、電池のもちが悪くなっていきます。
- 急に熱くなったのはウイルスのせいですか?
- ほとんどは違います。ただし、見覚えのないアプリが入っている、勝手に広告が出る、通信量が急に増えた——この3つが同時に起きているなら、念のため状況を確認してください。
今の状況に合わせて、次にすべきことを確認しましょう。
見覚えのないアプリや広告が出るときは確認する